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エルフォイドに関する取材や資料をご希望の際は、ATR石黒浩特別研究所 ( hil-contact@atr.jp ) までご連絡ください。

[エルフォイド画像資料]
[エルフォイド映像資料]

株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)は、人の存在感を効果的に伝えるデザ インを採用した携帯型の遠隔操作アンドロイド「エルフォイド®P1」を開発しました。 今回開発した「エルフォイドP1」は「テレノイド®R1」(2010年8月報道発表)のデザインと携帯電話の通信技術を融合したもので、遠隔地の人が互いの存在を感じながら対話できる革新的な通信メディアです。

携帯電話の機能は日進月歩で、特に最近では優れたインタフェースデザインを持つスマートフォンが注目を集め、豊かな付加機能と共に利用が広がっています。しかし、通話そのものの機能は携帯電話普及当初と同じで、通話相手の存在を確認するのは声に頼るのみです。従来の携帯電話を変革し、新たな通信メディアを創出するには、より大胆な発想が必要となります。

今回開発したエルフォイドは、声に加え、見た目や触覚、動きによって、人の存在感を遠隔地に伝える革新的な通信メディアです。一目で人とわかるものでありながら、男性とも女性とも、幼い子とも高齢者とも見えるデザインと、柔らかく肌触りの良い外装とを携帯電話サイズのボディで実現したものです。人の存在感を効果的に伝える見かけや触感と、音声通話とを組み合わせることで、携帯電話そのものを対話している相手本人のように感じ、あたかも相手が目の前にいるかのように自然に対話することができます。また、従来の携帯電話の複雑とも言えるボタン操作などを廃し、画像・音声認識技術を利用した、万人が簡単に利用できるインタフェースの実現を目指します。

エルフォイド(Elfoid)は、Elf(妖精)に、Humanoid(人間型ロボット)のnoid(~のような)を組み合わせて命名しています。

インターネットや携帯電話の登場で我々の生活スタイルが大きく変わったように、エルフォイドという存在感を伝達するメディアから生まれる新しいコミュニケーションの形態は、我々の生活にさらなる変革をもたらすものと考えています。

エルフォイド P1の主な特徴は以下の通りです。

ハードウェア仕様

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※エルフォイドの開発は、JST 戦略的創造推進事業(CREST)「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」採択課題
「人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイドの研究開発」(研究代表者 石黒浩 ATRフェロー(大阪大学教授))
の一環として行われたものです。
※テレノイド,エルフォイドは(株)国際電気通信基礎技術研究所の登録商標です。
※FOMAは(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
Contact: hil-contact@atr.jp