書籍の章 |
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小山謙二, | , 中村亨, "笑いのメカニズムの解明", Chapter in 情報流通を支えるコミュニケーション科学, 電気通信協会, July, 2001.
Abstract: 「笑い」は人間だけが持つ高度な感情表現であり、多様な側面と効用がある。見て楽しむ「お笑い」、幸福や喜びのシンボルとしての笑い、人と人とのコミュニケーションの手段としての微笑み、風刺やあざけりとしての笑いなどの側面がある。人間の心や人間関係を解明する手がかりとして、笑いは重要なキーワードとなっている。 最近は、笑いの多様な側面を哲学、心理学、医学、生理学、脳科学、コンピュータ科学、工学、文学、社会学、人類学、美容学、歯学などの総合学問として研究していこうとする動きが活発である。既存の学会での研究発表も増え、また学際的な学会である日本笑い学会、日本顔学会、日本感情心理学会などが90年代半ばに相次いで設立されている。 以下、まず笑いに関する最近の社会現象や学問の歴史、そして最近の研究動向を概観する。次に笑いの分類について述べた後、笑顔の解釈と生理計測による笑いの区別に関する最近の我々の主な研究成果を紹介する。 |
BibTeX:
@InCollection{koyama2001, author = {小山謙二 and 西尾修一 and 中村亨}, title = {笑いのメカニズムの解明}, booktitle = {情報流通を支えるコミュニケーション科学}, editor = {松田 晃一 and 萩田紀博}, publisher = {電気通信協会}, month = jul, year = 2001, abstract = {「笑い」は人間だけが持つ高度な感情表現であり、多様な側面と効用がある。見て楽しむ「お笑い」、幸福や喜びのシンボルとしての笑い、人と人とのコミュニケーションの手段としての微笑み、風刺やあざけりとしての笑いなどの側面がある。人間の心や人間関係を解明する手がかりとして、笑いは重要なキーワードとなっている。 最近は、笑いの多様な側面を哲学、心理学、医学、生理学、脳科学、コンピュータ科学、工学、文学、社会学、人類学、美容学、歯学などの総合学問として研究していこうとする動きが活発である。既存の学会での研究発表も増え、また学際的な学会である日本笑い学会、日本顔学会、日本感情心理学会などが90年代半ばに相次いで設立されている。 以下、まず笑いに関する最近の社会現象や学問の歴史、そして最近の研究動向を概観する。次に笑いの分類について述べた後、笑顔の解釈と生理計測による笑いの区別に関する最近の我々の主な研究成果を紹介する。}, } |
解説記事 |
小山謙二, 中村亨, | , "笑いのメカニズムの解明に向けて", 情報処理, vol. 39, no. 7, pp. 650-655, July, 1998.
Abstract: 「笑い」は人間だけが持つ高度な感情表現であり,多様な側面と効用がある.例えば,見て楽しむ「お笑い」だけでなく,幸福や喜びのシンボルとしての笑い,人と人とのコミュニケーションの手段としての微笑み,風刺やあざけりとしての笑いなどの側面がある.人間の心や人間関係を解明する手がかりとして,笑いは重要なキーワードとなっている. 本原稿では,まず笑いに関する最近の社会現象および学問の歴史と最近の動向を概観する.次に笑いの分類を述べた後,文字メディアにおける笑い表現,顔面表情による笑いの解釈,および生理計測による笑いの検出について,それぞれ従来研究,最近の我々の主な研究成果および今後の研究課題を紹介する. |
BibTeX:
@Article{Koyama1998-IPSJ, author = {小山謙二 and 中村亨 and 西尾修一}, title = {笑いのメカニズムの解明に向けて}, journal = {情報処理}, volume = 39, number = 7, pages = {650--655}, month = jul, year = 1998, abstract = {「笑い」は人間だけが持つ高度な感情表現であり,多様な側面と効用がある.例えば,見て楽しむ「お笑い」だけでなく,幸福や喜びのシンボルとしての笑い,人と人とのコミュニケーションの手段としての微笑み,風刺やあざけりとしての笑いなどの側面がある.人間の心や人間関係を解明する手がかりとして,笑いは重要なキーワードとなっている. 本原稿では,まず笑いに関する最近の社会現象および学問の歴史と最近の動向を概観する.次に笑いの分類を述べた後,文字メディアにおける笑い表現,顔面表情による笑いの解釈,および生理計測による笑いの検出について,それぞれ従来研究,最近の我々の主な研究成果および今後の研究課題を紹介する.}, } |
招待講演 |
[BibTeX] |
, Kenji Koyama, "A criterion of facial expression of laugh based on temporal difference of eye and mouth movement", In ATR Symposium on Face and Object Recognition '97, pp. 30, January, 1997.
BibTeX:
@InProceedings{Nishio96e, author = {Shuichi Nishio and Kenji Koyama}, title = "A criterion of facial expression of laugh based on temporal difference of eye and mouth movement", booktitle = {ATR Symposium on Face and Object Recognition '97}, pages = 30, month = jan, year = 1997, } |
論文 |
, 小山謙二, "目と口の動きの時間的差異に基づく笑いの分類規準", 電子情報通信学会論文誌, vol. J80-A, no. 8, pp. 1316-1318, August, 1997. |
Abstract: 笑いの表情の動画像を顔の3次元モデルを用いて合成して被験者に呈示し, 笑いの種別を分類させる実験を行った. この結果, 目と口の動きの開始時点の違いから笑いの種類を分類する規準を見出すことができた. |
BibTeX:
@Article{Nishio97c, author = {西尾修一 and 小山謙二}, title = {目と口の動きの時間的差異に基づく笑いの分類規準}, etitle = {A Criterion for Facial Expression of Laugh Based on Temporal Difference of Eye and Mouth Movement}, journal = {電子情報通信学会論文誌}, volume = {J80-A}, number = 8, pages = {1316--1318}, month = aug, year = 1997, abstract = {笑いの表情の動画像を顔の3次元モデルを用いて合成して被験者に呈示し, 笑いの種別を分類させる実験を行った. この結果, 目と口の動きの開始時点の違いから笑いの種類を分類する規準を見出すことができた.}, url = {http://www.ieice.or.jp/jpn/books/ronbunshi-mokuji/1997/08/8J-A.txt}, } |
会議発表(査読あり) |
[BibTeX] |
, Kenji Koyama, "The effects of timing and attention on impression of smiles", In Proc. 12th international conference on the study of humor, Osaka, Japan, July, 2000.
BibTeX:
@InProceedings{nishio2000-ISHS, author = {Shuichi Nishio and Kenji Koyama}, title = "The effects of timing and attention on impression of smiles", booktitle = {Proc. 12th international conference on the study of humor}, address = {Osaka, Japan}, month = jul, year = 2000, } |
, Kenji Koyama, Toru Nakamura, "Temporal Differences in Eye and Mouth Movements Classifying Facial Expressions of Smiles", In 3rd International Conference on Face & Gesture Recognition (FG '98), Nara, Japan, pp. 206-213, April, 1998. |
Abstract: In our previous work (S. Nishio and K. Koyama, 1997), we examined the effect of temporal differences in eye and mouth movements on classifying facial expressions of smiles. The results showed that: (a) these differences significantly influence the classification; (b) when the mouth begins moving prior to the eyes, the expressions are taken as positive; (c) when the eyes move prior to the mouth, the expressions are taken as negative; and (d) when both movements begin simultaneously, the expressions are taken as social laughter. The above results were re-examined by increasing the number of participants. Additionally, we found that when the attention of an observer is drawn to the mouth, the rate of recognizing the facial expression of smile as positive significantly increases |
BibTeX:
@inproceedings{Nishio1998-FG, author = {Shuichi Nishio and Kenji Koyama and Toru Nakamura}, title = {Temporal Differences in Eye and Mouth Movements Classifying Facial Expressions of Smiles}, year = {1998}, pages = {206-213}, booktitle = {3rd International Conference on Face {\&} Gesture Recognition (FG '98)}, month = apr, address = {Nara, Japan}, doi = {10.1109/AFGR.1998.670950}, url = {http://ieeexplore.ieee.org/xpls/abs_all.jsp?arnumber=670950}, abstract = {In our previous work (S. Nishio and K. Koyama, 1997), we examined the effect of temporal differences in eye and mouth movements on classifying facial expressions of smiles. The results showed that: (a) these differences significantly influence the classification; (b) when the mouth begins moving prior to the eyes, the expressions are taken as positive; (c) when the eyes move prior to the mouth, the expressions are taken as negative; and (d) when both movements begin simultaneously, the expressions are taken as social laughter. The above results were re-examined by increasing the number of participants. Additionally, we found that when the attention of an observer is drawn to the mouth, the rate of recognizing the facial expression of smile as positive significantly increases}, } |
会議発表(査読なし) |
, 小山謙二, "笑い表情認識時の視線の動きについて", 日本感情心理学会第8回大会, June, 2000. |
Abstract: 先行実験において、笑い表情の種別を判定する際に口を注視すると、喜びの笑いとして認識する率が高まるという結果が得られている。笑っているか否かは表情の低周波成分のみから認識が可能であり、特定の部位を注視する必要はないと言われるが、より細かな判断には注視による高周波成分の獲得が必要と考えられる。そこで、種々の笑いの表情を判別する際の視線の動きを非接触型の視線追跡装置により測定し、笑いの種別と注視部位との関連性を求めた。この結果を報告する。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio2000-JSRE, author = {西尾修一 and 小山謙二}, title = {笑い表情認識時の視線の動きについて}, booktitle = {日本感情心理学会第8回大会}, month = jun, year = 2000, abstract = {先行実験において、笑い表情の種別を判定する際に口を注視すると、喜びの笑いとして認識する率が高まるという結果が得られている。笑っているか否かは表情の低周波成分のみから認識が可能であり、特定の部位を注視する必要はないと言われるが、より細かな判断には注視による高周波成分の獲得が必要と考えられる。そこで、種々の笑いの表情を判別する際の視線の動きを非接触型の視線追跡装置により測定し、笑いの種別と注視部位との関連性を求めた。この結果を報告する。}, } |
[BibTeX] |
, 小山謙二, "笑い表出時の脳血流の分析", 福井医科大学高エネルギー医学研究センター研究年報, July, 1999.
BibTeX:
@InProceedings{nishio1999-fukui, author = {西尾修一 and 小山謙二}, title = {笑い表出時の脳血流の分析}, booktitle = {福井医科大学高エネルギー医学研究センター研究年報}, month = jul, year = 1999, } |
佐藤哲大, 湊小太郎, | , 中村亨, 小山謙二, 定藤規弘, 米倉義晴, "笑いの表出時の脳血流の分析", 日本感情心理学会第7回大会, May, 1999.
Abstract: 近年感情に纏わる脳内活動に関する種々の研究がなされているが、実験と解析の困難さから感情表出時の反応については多くがなされていない。我々は高次の感情表現である「笑い」表出時の脳内活動を対象として実験を行った。被験者に笑い表出を誘発するようなビデオ刺戟を呈示し、表情変化を撮影すると同時にfMRIにより脳血流量の変化を測定した。表情変化から決定した笑い表出時刻周辺での脳内活動の変化を、生データ及びSPM による検定結果を併用して解析した。その結果について報告する。 |
BibTeX:
@InProceedings{JSRE1999-Sato, author = {佐藤哲大 and 湊小太郎 and 西尾修一 and 中村亨 and 小山謙二 and 定藤規弘 and 米倉義晴}, title = {笑いの表出時の脳血流の分析}, booktitle = {日本感情心理学会第7回大会}, month = may, year = 1999, abstract = {近年感情に纏わる脳内活動に関する種々の研究がなされているが、実験と解析の困難さから感情表出時の反応については多くがなされていない。我々は高次の感情表現である「笑い」表出時の脳内活動を対象として実験を行った。被験者に笑い表出を誘発するようなビデオ刺戟を呈示し、表情変化を撮影すると同時にfMRIにより脳血流量の変化を測定した。表情変化から決定した笑い表出時刻周辺での脳内活動の変化を、生データ及びSPM による検定結果を併用して解析した。その結果について報告する。}, } |
, 小山謙二, 中村亨, "笑いの表情の動きの分類", 日本感情心理学会第6回大会, August, 1998. |
Abstract: 笑いの表出を顔面表情により分類する際には、その動きが重要な役割を果たすと考えられる。従来研究で左右差や不規則性などが考察されてきたが、充分には吟味されていない。われわれはより厳密な指標を得ることを目的として、次のように計測を行なった:まずテレビ番組から笑いの表情の動画を抜き出し、被験者に笑いの種別(快、不快、社交)を判断させた。次に、画像解析により個々の動画から特徴点を抽出し、笑いの表情を構成する目、口などの部品の動きを計測した。この結果を用いて、個々の笑いの種別に特有の動きを求めた。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio98-JSRE, author = {西尾修一 and 小山謙二 and 中村亨}, title = {笑いの表情の動きの分類}, booktitle = {日本感情心理学会第6回大会}, month = aug, year = 1998, abstract = {笑いの表出を顔面表情により分類する際には、その動きが重要な役割を果たすと考えられる。従来研究で左右差や不規則性などが考察されてきたが、充分には吟味されていない。われわれはより厳密な指標を得ることを目的として、次のように計測を行なった:まずテレビ番組から笑いの表情の動画を抜き出し、被験者に笑いの種別(快、不快、社交)を判断させた。次に、画像解析により個々の動画から特徴点を抽出し、笑いの表情を構成する目、口などの部品の動きを計測した。この結果を用いて、個々の笑いの種別に特有の動きを求めた。}, } |
, 小山謙二, 中村亨, "笑いの表情の分類における注視点の影響", 電子情報通信学会技術研究報告, PRMU97, 386, pp. 61-68, November, 1997. |
Abstract: In our previous work, we examined the effect of temporal difference in eye and mouth movements on classifying facial expressions of smile. The results showed that (a) this difference significantly influences the classification, (b) when mouth begins moving prior to eyes, the smiling expression is taken as a positive laugh, (c) when eyes move prior to mouth, it is taken as a negative laugh, and (d) when both movements begin simultaneously, it is taken as a social laugh. In this paper, the above results were re-examined by increasing the number of participants. Additionally, we found that when observers are drawn attention to the mouth, the ratio of recognizing the facial expression of smile as positive laugh would significantly increase. |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio1997-PRMU, author = {西尾修一 and 小山謙二 and 中村亨}, title = {笑いの表情の分類における注視点の影響}, booktitle = {電子情報通信学会技術研究報告, PRMU97, 386}, pages = {61--68}, month = nov, year = 1997, abstract = {In our previous work, we examined the effect of temporal difference in eye and mouth movements on classifying facial expressions of smile. The results showed that (a) this difference significantly influences the classification, (b) when mouth begins moving prior to eyes, the smiling expression is taken as a positive laugh, (c) when eyes move prior to mouth, it is taken as a negative laugh, and (d) when both movements begin simultaneously, it is taken as a social laugh. In this paper, the above results were re-examined by increasing the number of participants. Additionally, we found that when observers are drawn attention to the mouth, the ratio of recognizing the facial expression of smile as positive laugh would significantly increase.}, } |
, 小山謙二, 中村亨, "笑いの表情の分類における観察角度の影響", 第2回日本顔学会大会, pp. 13, August, 1997. |
Abstract: 笑いの表情を分類する際に用いられる指標としては様々なものが考えられるが、その一つとして視点の違いが考えられる。その例として正面と斜めの写真映りの違いや、視点の上下が支配関係を意識させるといったことが挙げられる。Kappas らは、視点を上下に変化させた際の表情の分類の変化について実験を行っており、上から見下ろした時はよりネガティヴに、下から見上げた時はよりポジティヴに見えるという結果を報告している。そこで、視点の変化が笑いの表情の分類にどのような影響を及ぼすのか、また目と口の動きの時間差からの影響との関連を調査した。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio97b, author = {西尾修一 and 小山謙二 and 中村亨}, title = {笑いの表情の分類における観察角度の影響}, booktitle = {第2回日本顔学会大会}, pages = {13}, month = aug, year = 1997, abstract = {笑いの表情を分類する際に用いられる指標としては様々なものが考えられるが、その一つとして視点の違いが考えられる。その例として正面と斜めの写真映りの違いや、視点の上下が支配関係を意識させるといったことが挙げられる。Kappas らは、視点を上下に変化させた際の表情の分類の変化について実験を行っており、上から見下ろした時はよりネガティヴに、下から見上げた時はよりポジティヴに見えるという結果を報告している。そこで、視点の変化が笑いの表情の分類にどのような影響を及ぼすのか、また目と口の動きの時間差からの影響との関連を調査した。}, } |
中村亨, 小山謙二, [BibTeX] |
, "表情と呼吸の時間差による『さくら笑い』の判定", 日本感情心理学会第5回大会, pp. 17, May, 1997.
BibTeX:
@InProceedings{Nakamura97a, author = {中村亨 and 小山謙二 and 西尾修一}, title = {表情と呼吸の時間差による『さくら笑い』の判定}, booktitle = {日本感情心理学会第5回大会}, pages = {17}, month = may, year = 1997, } |
, 小山謙二, 中村亨, "笑いの分類における観察者の視点の影響", 日本感情心理学会第5回大会, pp. 16, May, 1997. |
Abstract: 笑いの表情を分類する際に用いられる指標としては様々なものが考えられるが、その一つとして視点の違いが考えられる。その例として正面と斜めの写真映りの違いや、視点の上下が支配関係を意識させるといったことが挙げられる。Kappas らは、視点を上下に変化させた際の表情の分類の変化について実験を行っており、上から見下ろした時はよりネガティヴに、下から見上げた時はよりポジティヴに見えるという結果を報告している。そこで、視点の変化が笑いの表情の分類にどのような影響を及ぼすのか、また目と口の動きの時間差からの影響との関連を調査した。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio97a, author = {西尾修一 and 小山謙二 and 中村亨}, title = {笑いの分類における観察者の視点の影響}, booktitle = {日本感情心理学会第5回大会}, pages = {16}, month = may, year = 1997, abstract = {笑いの表情を分類する際に用いられる指標としては様々なものが考えられるが、その一つとして視点の違いが考えられる。その例として正面と斜めの写真映りの違いや、視点の上下が支配関係を意識させるといったことが挙げられる。Kappas らは、視点を上下に変化させた際の表情の分類の変化について実験を行っており、上から見下ろした時はよりネガティヴに、下から見上げた時はよりポジティヴに見えるという結果を報告している。そこで、視点の変化が笑いの表情の分類にどのような影響を及ぼすのか、また目と口の動きの時間差からの影響との関連を調査した。}, } |
, 小山謙二, 中村亨, "笑いの表情の識別における時間的要素の影響", 第1回日本顔学会大会, pp. 32, August, 1996. |
Abstract: 表情を識別する際の指標として様々な要素が指摘されている。その多くは静止した表情を対象としたものである。しかし、最終的に同一の表情となる場合でも、静止画として見た場合と、動きを伴って見た場合とでは印象が異なることがある。また、表情の分類は基本六感情など大まかな分類にとどまっているが、日常で表情から感情を読み取ると言う場合、より細かな範疇に識別しているように思われる。そこで日常生活で最も頻繁に見られる笑いの表情を取り上げ、表情の動的な要素を変化させた場合に笑いの分類にどのような影響が現れるかを調査した。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio96c, author = {西尾修一 and 小山謙二 and 中村亨}, title = {笑いの表情の識別における時間的要素の影響}, booktitle = {第1回日本顔学会大会}, pages = {32}, month = aug, year = 1996, abstract = {表情を識別する際の指標として様々な要素が指摘されている。その多くは静止した表情を対象としたものである。しかし、最終的に同一の表情となる場合でも、静止画として見た場合と、動きを伴って見た場合とでは印象が異なることがある。また、表情の分類は基本六感情など大まかな分類にとどまっているが、日常で表情から感情を読み取ると言う場合、より細かな範疇に識別しているように思われる。そこで日常生活で最も頻繁に見られる笑いの表情を取り上げ、表情の動的な要素を変化させた場合に笑いの分類にどのような影響が現れるかを調査した。}, } |
, 小山謙二, 中村亨, "新聞記事における笑い表現の定量的評価", 情報処理学会研究報告, vol. 96-CH-31, pp. 19-24, July, 1996. |
Abstract: 笑いはヒト特有の感情表出といわれ、円滑なコミュニケーションにとって欠かせない役割を果たすと考えられる。日常生活において最も身近なメディアの一つである新聞記事を取り上げ、そこに含まれる笑いに関する表現について調査、分析した。一年分の新聞記事から笑いに関する表現を抽出し、個々の表現を原因別に快、不快、社交の三種類に分類したところ、5:1:4 の出現頻度であることがわかった。また、笑いの表現、掲載面や出版地域の違いによる出現傾向の変化や、修飾語の有無についても分析した。例えば、大阪版の記事は全国版と比べ、快の笑いが多く、社交の笑いが少ないことがわかった。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio96b, author = {西尾修一 and 小山謙二 and 中村亨}, title = {新聞記事における笑い表現の定量的評価}, booktitle = {情報処理学会研究報告}, volume = {96-CH-31}, pages = {19--24}, month = jul, year = 1996, abstract = {笑いはヒト特有の感情表出といわれ、円滑なコミュニケーションにとって欠かせない役割を果たすと考えられる。日常生活において最も身近なメディアの一つである新聞記事を取り上げ、そこに含まれる笑いに関する表現について調査、分析した。一年分の新聞記事から笑いに関する表現を抽出し、個々の表現を原因別に快、不快、社交の三種類に分類したところ、5:1:4 の出現頻度であることがわかった。また、笑いの表現、掲載面や出版地域の違いによる出現傾向の変化や、修飾語の有無についても分析した。例えば、大阪版の記事は全国版と比べ、快の笑いが多く、社交の笑いが少ないことがわかった。}, } |
中村亨, 小山謙二, [BibTeX] |
, "演歌の歌詞における笑い表現の定量的評価", 情報処理学会研究報告, vol. 96-CH-31, pp. 25-32, July, 1996.
BibTeX:
@InProceedings{Nakamura96c, author = {中村亨 and 小山謙二 and 西尾修一}, title = {演歌の歌詞における笑い表現の定量的評価}, booktitle = {情報処理学会研究報告}, volume = {96-CH-31}, pages = {25--32}, month = jul, year = 1996, } |
, 中村亨, 小山謙二, "笑いの表情の分類", 日本感情心理学会第4回大会, pp. 11, May, 1996. |
Abstract: 笑いの表情の分類を、表情を構成する目、口などの各要素の動きに着目して行う。まずテレビ番組から笑いの表情を抜き出し、その特徴点を抽出することで、笑いの表情を構成する部品の動きを計測する。次に、これらの表情を被験者に呈示し、笑いの種別(快、不快、社交)を判定させる。この結果を用いて、個々の笑いの種別に特有の動きを求める。表情を判別する際に影響しうる要因としては、顔の向きや背景要素などが挙げられるが、これらの要因の影響についても考察する。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio96a, author = {西尾修一 and 中村亨 and 小山謙二}, title = {笑いの表情の分類}, booktitle = {日本感情心理学会第4回大会}, pages = {11}, month = may, year = 1996, abstract = {笑いの表情の分類を、表情を構成する目、口などの各要素の動きに着目して行う。まずテレビ番組から笑いの表情を抜き出し、その特徴点を抽出することで、笑いの表情を構成する部品の動きを計測する。次に、これらの表情を被験者に呈示し、笑いの種別(快、不快、社交)を判定させる。この結果を用いて、個々の笑いの種別に特有の動きを求める。表情を判別する際に影響しうる要因としては、顔の向きや背景要素などが挙げられるが、これらの要因の影響についても考察する。}, } |
中村亨, 小山謙二, [BibTeX] |
, "演歌における「笑い」の分析", 日本感情心理学会第4回大会, pp. 11, May, 1996.
BibTeX:
@InProceedings{Nakamura96a, author = {中村亨 and 小山謙二 and 西尾修一}, title = {演歌における「笑い」の分析}, booktitle = {日本感情心理学会第4回大会}, pages = {11}, month = may, year = 1996, } |
中村亨, [BibTeX] |
, 小山謙二, "演歌における「笑い」の分析", 人間工学会関西支部大会, pp. 37-40, December, 1995.
BibTeX:
@InProceedings{Nakamura95c, author = {中村亨 and 西尾修一 and 小山謙二}, title = {演歌における「笑い」の分析}, booktitle = {人間工学会関西支部大会}, pages = {37--40}, month = dec, year = 1995, } |
, 中村亨, 小山謙二, "新聞記事における「笑い」の分析", 人間工学会関西支部大会, pp. 41-44, December, 1995. |
Abstract: コミュニケーションにおいて重要と思われる笑いについて研究している。その一環として、一年分の新聞記事から笑いに関する語を抽出し、原因別に三つに分類して出現傾向を分析した。また自動分類を行ない、評価した。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio95b, author = {西尾修一 and 中村亨 and 小山謙二}, title = {新聞記事における「笑い」の分析}, booktitle = {人間工学会関西支部大会}, pages = {41--44}, month = dec, year = 1995, abstract = {コミュニケーションにおいて重要と思われる笑いについて研究している。その一環として、一年分の新聞記事から笑いに関する語を抽出し、原因別に三つに分類して出現傾向を分析した。また自動分類を行ない、評価した。}, } |
小山謙二, 中村亨, [BibTeX] |
, "笑いの原因の事例分析", 日本感情心理学会第3回大会, pp. 16, May, 1995.
BibTeX:
@InProceedings{Koyama95a, author = {小山謙二 and 中村亨 and 西尾修一}, title = {笑いの原因の事例分析}, booktitle = {日本感情心理学会第3回大会}, pages = {16}, month = may, year = 1995, } |
中村亨, [BibTeX] |
, 小山謙二, "笑いの共鳴効果について", 日本感情心理学会第3回大会, pp. 16, May, 1995.
BibTeX:
@InProceedings{Nakamura95a, author = {中村亨 and 西尾修一 and 小山謙二}, title = {笑いの共鳴効果について}, booktitle = {日本感情心理学会第3回大会}, pages = {16}, month = may, year = 1995, } |
, 中村亨, 小山謙二, "笑いの表情の評価", 日本感情心理学会第3回大会, pp. 17, May, 1995. |
Abstract: 本研究では、笑いの定量化の一環として笑いの表情の評価を試みる。まず、Facial Action Coding System に基づいて笑いの表情の合成を行ない、この表情が笑いとみなされるかどうか、またどの程度の笑いであるかの判断を被験者に求める。得られた結果から笑いの強さと関係するパラメータ(目や口の形状、表情筋の状態など)を抽出する。また、笑いの原因が表情のみから判別し得るものかを見るため、笑いの原因の判っている画像から表情以外の要素を除去し、被験者に笑いの原因の判断を求める。笑いの原因の判断には文脈、背景など表情以外のさまざまな要素が重要であると予想されるため、これらの影響についても明らかにする。 |
BibTeX:
@InProceedings{Nishio95a, author = {西尾修一 and 中村亨 and 小山謙二}, title = {笑いの表情の評価}, booktitle = {日本感情心理学会第3回大会}, pages = {17}, month = may, year = 1995, abstract = { 本研究では、笑いの定量化の一環として笑いの表情の評価を試みる。まず、Facial Action Coding System に基づいて笑いの表情の合成を行ない、この表情が笑いとみなされるかどうか、またどの程度の笑いであるかの判断を被験者に求める。得られた結果から笑いの強さと関係するパラメータ(目や口の形状、表情筋の状態など)を抽出する。また、笑いの原因が表情のみから判別し得るものかを見るため、笑いの原因の判っている画像から表情以外の要素を除去し、被験者に笑いの原因の判断を求める。笑いの原因の判断には文脈、背景など表情以外のさまざまな要素が重要であると予想されるため、これらの影響についても明らかにする。}, } |