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遠隔操作アンドロイドによる存在感の研究

本研究では,モデルの人に見かけが酷似したアンドロイドである「ジェミノイド」を人間理解のための研究用プラットフォームと捉え,工学的,認知科学的,さらには脳科学的手法を用いて,様々な研究課題の検証を行うことを目的としています.また,本プロジェクトにより実現されたアンドロイドの遠隔操作システムを用いることで,対話者だけでなく操作者に与える影響に関しても検証を行います.

本研究により,石黒所長自身がモデルとなったジェミノイド HI-2,女性モデルに見かけが酷似した女性型のアンドロイド,ジェミノイド Fが開発されました.現在ATRでは,これらのアンドロイドを用いて,人に酷似したアンドロイドはどのような社会的影響力を持ちうるか,また,操作者はジェミノイドを通じて人と会話した際,いったいどのような感覚を得るか,といった問題に取り組んでいます.

本研究は科研費 基盤研究(S)(25220004および20220002)の助成を受けたものである.

共生ヒューマンロボットインタラクション

本研究では,身振り手振り,表情,視線,触れ合いなど,人間のように多様な情報伝達手段を用いて対話できる,社会性を持つ自律型ロボットの実現を目標に,共生ヒューマンロボットインタラクション(人間とロボットの相互作用)の研究に取り組みます.特に,人と安全に関わることができるロボットの皮膚や内部メカニズム,頑健で柔軟な音声認識技術の開発と,欲求,意図,行動・発話の階層モデルの構築を行います.これらにより,特定の状況と目的において自律的に対話できる機能や,複数の情報伝達手段を用いて社会的状況で複数の人間と対話できる機能を開発し,実社会において人間と親和的に関わり,人間と共生するための自律型ロボットの実現を目指します.

本研究はJST, ERATOの委託によるものである.

人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイドの研究開発

本研究は,何時でも何処でも人間の存在を伝達することができる通信手段として,携帯電話サイズの遠隔操作型アンドロイド(ジェミノイド携帯)を実現します.これによりユーザは遠隔地に自らの存在を送り,遠隔地にいる対話相手はユーザの存在を目の前に感じながら人と話すように対話できるようになります.このジェミノイド携帯は,パソコンや携帯電話に加えて,人と情報環境を調和させる新しい情報メディアとなります.システム開発では,コアとなる携帯電話機能の開発,操作者の動作を認識するためのユーザ認識機能の開発,ロボットに搭載するセンサやアクチュエータ,さらにそれらを利用して統合的に円滑な対話を実現するジェミノイド携帯のシステム全体の研究開発に取り組みます.一方,システムの評価実験は,遠隔対話における適応実験や双方向でジェミノイド携帯を用いる適応実験に取り組みます.

本研究はJST, CRESTの委託によるものである.