GEMINOID

RESEARCH

○効果的な遠隔制御の仕組み

従来の移動ロボットや作業ロボットの遠隔操作と異なり，「存在感」を伝達するための遠隔操作の方法が必要になります．操作者の負担を軽減するための自律化の研究を行います．操作者のモーションをアンドロイドに反映したり，視線や微少な身体動作を自動化する，といった方法を研究します．

○遠隔操作時の発話に合わせた自然な動作生成

発話の際に、音声と口唇動作が一致していなければ、不自然な印象を与えてしまいます。遠隔操作によって本人の存在感を伝達するために、発話の際に、いかに自然な動作を生成すべきかについて調べます。発話に因んだ、音声に同期した口唇動作を初め、表情や頭部の動作、更には身体全体の動作が、言葉による情報伝達を超えたノン・バーバルなコミュニケーションにおいて、いかなる効果を示すかを検証します。

○存在感の解明と伝達

本人の代わりに会議に参加する，など，本人の持つ「存在感」を遠隔地から伝達することの効果を調べます．さらに，存在感とは何か？という問題を実験を通して明らかにします．例えば，本人の権威が伝わるのか，といった実験を，本人とアンドロイドを比較することで厳密に検証します．